今回はこちらの本をご紹介します。
タイトル | 手帳で夢をかなえる全技術 |
著者 | 高田 晃 |
出版社 | 明日香出版社 |
初版発行日 | 2020/10/25 |
備考 | 紙の本で読了 |
「手帳=スケジュールをメモするだけ」と思っていたらもったいない!
- かなえたい目標や夢がある
- 時間管理や日々の生活をマネージメントしたい
- 仕事もプライベートもバランスよく充実させたい
- 手帳が好き!使い方の参考にしたい!
どんな本?
「日本手帳マネージメント協会」の代表理事であり、YouTubeでも手帳について発信している著者の高田晃(ひかる)さん。
Webコンサルティング会社の社長、オンラインサロンの運営、さらにはお子さんを持つ父でもあり、趣味のサーフィンに熱中…という、とてもたくさんの顔を持った、アクティブな方です。
本書のタイトルは「手帳で夢をかなえる全技術」ですが、「夢をかなえる」というと、どことなくふんわりしたイメージを持つかもしれません。
ですが、個人的には本書のなかに出てくる、「手帳で人生をデザインする」ための全技術という言葉で表現した方が、しっくりくるなと思いました。
運まかせなどではなく、自分の行動や考え方で変化を起こしていけそう!って思えませんか?
著者の高田さんの考え方は、名著『7つの習慣』がベースとなっていて、とても主体的で論理的です。
そのため手帳術だけでなく、時間術や目標に向かって行動していくうえでのマインドなど、さまざまな切り口から、「夢をかなえる」「人生をデザインしていく」ノウハウが凝縮されています。
目標を達成するのはもちろんのこと、自分で自分の人生を主体的にコントロールしていくことは、大きな充実感につながるはず。
「なんだか日々流されている気がする…」、「そもそも自分の目標ってなんだっけ?」という人も、ぜひ一度読んでみることをオススメします!
『7つの習慣』については、過去にとてもわかりやすい超入門書を紹介しています!併せて読むのもオススメですよ♪
全体の感想
ざっくり感想
私自身、手帳という存在が大好きで、同じように手帳が好きな方とたくさん出会ってきました。
そして、「手帳が好き」と一口に言っても、そこには様々なタイプの方がいます。
手帳というアイテムが好き、書くことが好き、可愛くデコることが好き、思い出を残すことが好き…など、いろいろな考え方があり、そこに正解不正解はありません。
本書はその中でも、「目標達成や日々をより充実させるための行動をしていく」、そのためのツールとして手帳を使いたいという方におすすめです。
逆に、趣味として気軽に楽しみたい、SNSで可愛くデコったページをUPしたい、という方には、少しストイックな印象が強い本かもしれません。
ちなみに私は、「趣味として楽しみたい!」と「手帳で人生をより良くしていきたい!」のハイブリットタイプです(笑)
また、著者が提唱しているようなリフィルの自作に挑戦したこともありましたが、そこだけはどうしてもしっくり来ませんでした。
現在、毎日書く手帳については、綴じ手帳派(市販のノートタイプの手帳)に落ち着いています。
そんな感じで、ベースの考え方を参考にしつつ、自分に合うようアレンジしたり、今使っている手帳に取り入れるだけでも、充分に効果があると思います。
「全技術」を完コピしようと無理せず、楽しみながら継続していきたいですね。
「夢を行動に落とし込む 5つのステップ」は必見
本書のなかでとくに必見だと思うのが、第3章の「夢を行動に落とし込む 5つのステップ」です。
タイトルに「全技術」とあるとおり、本書にはたくさんのノウハウやテクニックが詰め込まれていますが、目標達成のための手帳術として一番コアな部分がこの第3章じゃないかと思います。
ざっくり説明すると、先述した『7つの習慣』をベースとして、自分の人生理念や価値観などを明確にし、そこから逆算して日々の行動まで落とし込んでいく…という方法論。
ここが明確になっていないと、時間管理術や目の前のタスク管理をいくらがんばっても、根本的に「なにかが違う」というモヤモヤ感につながってしまいます。
こう聞くと「なんか難しそう」、「そういうのは意識高い人がやることでしょ」と思う方もいるかもしれませんが、なにもインパクトが大きい立派な目標を立てろということではないのです。
むしろ、「穏やかにひっそり暮らしてぇなぁ~」とか「楽しくないことはしたくないんだよね」みたいな人こそ、うっかりその価値観を無視してツラい環境に身を置かないためにも、一度自分の価値観と向き合ってみることが大事だと思います。
手帳を書く習慣ができてから、自分のことを理解できるようになり、(これでも)だいぶ生きやすくなった気がします!
個人的アクションプラン
最後に、本書を読んでいて、個人的に「やってみたい!」と思ったことを3つ選んでみました。
- 読書の記録はポイントを3つに絞る
- 自分専用の「時間割」をつくる
- 「60点主義」で行動する
読書の記録はポイントを3つに絞る
本書では高田さんの自作の読書リフィルが公開されており、そのフォーマットは、「自分が行動に移すと決めたことを3つだけ書き記す」という仕様になっています。
私は本を読むことは好きですが、読了後の記録やメモがどうも続けられず、悩んでいました…。
そこで、自作リフィルではないものの、最近は小さめのノートに「ポイントを3つに絞って書く(+ちょっとだけ感想)」というやり方にアレンジして書いています(ビジネス書ばかりではないので、「行動に移すこと」に限らず、心に響いた言葉なども抜粋しています)。
以前は欲張ってたくさん書いた結果、見返す気も起きないごちゃごちゃしたページになったり、それどころか書くこと自体が億劫になってしまうこともありました。
なので、この書き方を参考に、継続することと、大事なポイントに絞ることを重視していこうと思います。
最近使いはじめたのは、ロルバーンダイアリーのスリムサイズ!
紙面が広すぎず狭すぎない感じがちょうど良いです!
マンスリーページがあるので、購入記録や読了日のメモなどにも使えます。
自分専用の「時間割」をつくる
会社勤めをしているわけではないので、気を付けないと「こんなはずじゃ…」という過ごし方になりがち。
昨日も気付いたら、耳掃除の動画を30分くらいボーっと見てました。
自分を律するためにも、10月からは時間割をつくって生活しようと思います!
「60点主義」で行動する
以前、ブロガーのヒトデさんの本を紹介しましたが、そこでも「60%の完成度でアップしてOK」という言葉をアクションプランに入れていました。
自分は変に完璧主義でカッコ付けたがりなところがあるので(笑)、改めてこの言葉を意識していこうと思いました。
こうして複数の本から同じような言葉が出てきたときは、「なんだ、別の本で読んだ話じゃん」と思うのではなく、「いろんな人が口をそろえて言うくらい、大事なことなんだな」と思うことにしています。
※もちろんネットの言葉とか、何人かが言ってる=正解・正義とは限らないこともあるので、そこは注意ですが。
まとめ
今回は手帳術の本の紹介でした。
先にも書いたとおり、本書は細かいテクニック論だけではなく、自分で自分の人生を主体的にコントロールしていけるという実感を得られる本だと思います。
また、長期計画や1年の計画を立てる際の参考になるので、来年の手帳に切り替わる前の今こそおすすめです(笑)
▼ちなみに、読んで納得したものの、リフィルを自作したり実践するのが難しい!という方向けに、著者の高田さんプロデュースの綴じ手帳も販売されています。
私も2024年度版を購入し使っていました!3か月ごとに計画を見直したり、「役割」ごとのタスクを書く欄があったりと、本書の手帳術を実践できるフォーマットはかなり便利です!
手帳術に関する本は、個性的なものから見て楽しめるものまで、様々ありますよね。
今後もときどき手帳・ノート術関連の本をご紹介していけたらと思っていますので、よければまた遊びにいらしてください!
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